カフェインで緊張性頭痛は改善できる？

緊張性頭痛には効果がない

頭痛の種類の一つに緊張性頭痛というものがあります。

ストレスや体の緊張が原因となり、頭痛が起こるというものです。

ストレスや緊張を体が感じた時には、血管が収縮しやすくなります。

血管が収縮する事で血流が緩やかになり、脳の働きが鈍くなる事で頭痛に繋がります。

カフェインを摂ると頭痛が収まるという話を聞く事がありますが、これは頭痛の種類による所が大きく、緊張性頭痛にはあまり効果がありません。(参考：覚えておきたい緊張性頭痛の特徴について)

偏頭痛では改善も可能

カフェインが頭痛の症状を和らげる事ができると言われている理由は、その血管の収縮作用にあります。

偏頭痛という頭痛の種類では血管が広がり、三叉神経という神経を刺激する事が原因となっています。

そのため、この偏頭痛が起きている際にカフェインを摂るようにすると、広がった血管を元に戻す事ができ、改善に繋がりやすくなります。(参考：偏頭痛に効果のある治療法とは)

もちろん個人差がありますし、大きく効果が出るかという確実性では低い面もあるため、コーヒーを飲んでみて痛みが引いたら良かったと思っておきましょう。

緊張性頭痛は効果はない

緊張性頭痛では、血管が収縮する事が原因となっているため、カフェインを摂ってもさらに血管を収縮させるだけで、改善に繋がらないのです。

それどころか、より収縮させてしまう事で症状の悪化にも繋がりかねないため、なるべく控える方が良いでしょう。(参考：緊張性頭痛の原因と対処法とは)

緊張性頭痛か偏頭痛かは、日頃からストレスを感じていたりすれば緊張性頭痛の可能性は高いですが、なるべく医師に診察をして貰った上で判断する方が確実と言えます。