覚えておきたい本当に正しい４つの風邪の治し方とは

風邪をひいたらとにかく治そうと考えるのは良くない！？

風邪をひいた時にどうしたら治るのが早くなるのかについて、皆さんが知りたがっていることと思います。

抗生物質を飲めば早く治る？いっぱい食べたほうがいい？

実は色々と間違っている部分が多くあります。(参考：風邪をひいたからと言って風邪薬をすぐに飲むのはちょっと待った！、病院に行かないで風邪を治す時の対処法とは)

今回は、そんな風邪に関する色々な勘違いをまとめたので、正しい風邪の治し方を勉強しましょう。

１、風邪薬を飲まないほうが早く治る

もう医師や看護師のような医療従事者の間ではおなじみですが、風邪には細菌によるものとウィルスによるものと２通りあります。

風邪の時に処方される鼻水や咳を止める薬などは、身体本来の防衛機構を妨げることになり(具体的には病原菌の排出機能)、治りが遅くなるのです。

また抗生物質も細菌にしか効かないため、原因の特定できない多くの風邪に関しては飲んでも意味がありません。(耐性が付いてしまい、後々風邪が治りにくくなることもあります。)

２、熱は下げないほうが治りが早い(高熱(38.5℃以上)の場合は解熱剤を飲んでもOK)

熱も、人間の身体に備わっている防御機能の１つです。

細菌やウィルスは最適な活動温度が35~37℃くらいです。

そのため、熱を出して体温を高めることで病原菌をやっつけようとしているのです。

熱を下げてしまったら、当然この病原菌はなかなか死にません。

ただし、高熱が出ている場合はどんどん体力を消耗していきます。解熱剤を飲んで適切な体温まで下げましょう。

３、汗をかきまくると体が冷えて風邪が悪化することも！

いっぱい水を飲んで汗をかきまくれば熱も下がるし、すぐに風邪は治る！なんて迷信がありますが、あれは逆効果です。

汗をかくことで体温は下がります。すると、病原菌の活動が活発になってしまいます。

ですから、どんなに熱があっても寝るときに厚着するのは止めましょう。熱もこもりますし、汗もかくしで良いこと全くありません。

４、食事は自分の食べられる量だけ食べよう

病気の時は栄養分を取らなきゃ！と、いつも以上に食事をとる人もいるかもしれませんが、実はそれもあまりよくありません。

病気の時は胃腸の調子が悪くなっているもの。

無理をして食べようにも、胃腸はいつもより働きが鈍いために消化が進みません。

いかがですか？風邪の治し方で間違って覚えていたことがあったら、今日から見直してみましょうね！