インフルエンザの二峰性発熱の特徴とは
2015/01/05
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インフルエンザの再発
インフルエンザは感染すると高熱や吐き気といった症状が起こりますが、適切な治療と安静を心がければとくに深刻な問題を引き起こすことなく完治することができます。
しかしいったん熱が引いた後再び再発してしまうケースもあります。それを二峰性発熱といいます。
とくに乳幼児期に感染した場合に起こりやすい傾向が見られます。
原因に関してはまだ十分に解明されておらず、免疫力と何か関係があるのではないかといわれています。
その特徴としては熱が引いてから再発までの間に半日〜1日程度の間が開くこと。
本来、熱が引いたということはウイルスの排除に成功したことを意味しています。
その後半日〜1日くらいをかけてウイルスを体外に排出するのですが、その間に再び発熱が生じてしまうのです。
症状と特徴
この二峰性発熱では最初に感染したときのように急激に高熱になることはなく、37℃半ば〜38℃くらいまでの発熱が生じるのも特徴です。
もし発症した場合にはその後3日間程度症状が続きます。
この熱の再発によってとくに深刻な症状が起こることは少ないのですが、注意が必要なのが学校への復帰。(参考:インフルエンザで熱が出ない「隠れインフルエンザ」とは)
発症から5日間、解熱から2〜3日間が出席停止期間と設定されていますが、この二峰性発熱が生じた場合にはいつをもって解熱とするのか判断が難しくなるため、ウイルスを体内に抱えたまま登校して感染を拡大させてしまうケースもあるのです。(参考:インフルエンザの出勤停止期間について厚生労働省の指針とは)
また、いったん熱が引いてから二峰性発熱が生じる間に登校してしまうケースも考えられます。
それを避けるためにもこうした症状があることを知っておきましょう。
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